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2019年4月 6日 (土)

「技術者が行う特許調査」レジメ

レジメ第2弾として技術者向け特許調査の講義内容を考えてみました。これもまだ骨子だけです。特に検索式の実例はいろいろ考える余地がありますし、要望に応えることもできそうだと思います。

<前文>
研究職や現場担当などの技術者は実際に発明を創出する本人であり、発明をもっともよく理解しているはずです。従って技術者が発明前調査などの特許調査を行うことには大きな意義があります。しかしながら「特許調査は難しい」「時間がない」などの理由で実際に調査が行われることは少なくありません。そのような非知財部門向けに通常行われるセミナーでは特許調査の容易性をアピールして調査実施を勧奨していますが、短期間でスキルを習得するのは難しく、そのためたまに実行しても効果を上げにくいという悪循環に陥りがちです。
この講義では「特許調査は簡単」ではなく視点を変えて「技術者がやるような簡便な調査でも十分意義がある」という事を説明し、その後の調査スキル向上への「糸口」を示した上で技術者へ調査実務に誘う、という方法で話を進めたいと思います。

対象
①非知財部門の技術者(研究職、技術者)
②知財担当者(①への指導教育役として)

<目次>
0 講義の目的
  「調査は簡単ではない」
  「技術者は暇じゃない」
1 なぜ技術者がやるか
1-1 技術者がやるメリット
   実際に発明している
   特許に慣れる→発明の向上
1-2 担当者と能力の関係
   技術者/知財担当/調査専従
   技術理解と調査能力は負の相関
1-3 調査能力と時間
   調査専門職 1万h
   特定調査 数百h
   →とてもそこまで求められない
1-4 調査精度と効果
   数値例 50%精度でも経費削減
   →精度が低くても効果はある
1-5 技術者に求められる調査
   「簡易的」でよい
2 実際の作業
   発明提案書を書く前に1~2時間作業
3 特許調査をやる前に…
3-1 自社先行技術の確認
   発明提案書ファイル
3-2 概念検索
   発明の言語化
4 実際の特許検索
   特定技術の出願前に特化
4-1 概念的検索式
   調査テーマの集合化
4-2 キーワード検索
   立式は容易 拡散しやすい
4-3 分類について
   FI/Fターム
   事前把握が重要
4-4 実例
(→ここは出席者/顧客に合わせて)
5 結論
   見つける事だけが重要ではない
   技術者の能力向上

-------------
<1-2 担当者と能力の関係>や<1-3 調査能力と時間>はこのblogで7月に書いた記事の様な話になる予定です。<4-4 実例>については、特定の企業で話をする場合は実際の技術/発明/出願に応じて対象案件を選んで調査手法を講義する事が可能と思います。

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